ドライアイの方がコンタクトを選ぶ時には乾きにくさを前提に選ぶと思います。
コンタクトで乾きにくさに影響する部分が含水率です。
主に含水率が50%以上のものは「高含水レンズ」と呼ばれ、反対に50%以下のものは「低含水レンズ」と呼ばれています。
結論、ドライアイの方は低含水レンズを選ぶと良いと思うのですが、今回は具体的なその理由を紹介していきます。
目次
まずドライアイになる原因として大きく4つの理由が考えられます。
1. 空気の乾燥
2. パソコンやスマホの長時間利用
3. コンタクトレンズの着用
4. ストレスによる涙の成分と量の変化
空気が乾燥すると目の水分が蒸発しやすくなり、乾燥しやすくなります。
特に冬の乾燥している時期や、エアコンを長時間使用する環境だとドライアイになりやすいです。
パソコンやスマホなど電子機器を長時間見続けるとまばたきの回数が減少し、目に涙が行き渡らなくなり、乾燥しやすくなります。
コンタクトレンズの着用もドライアイになる原因の一つです。
コンタクトレンズを着用すると目と涙の2層構造が崩れ、レンズの表面の涙の層が薄くなり、水分が蒸発しやすくなります。
水分が蒸発するとコンタクトがうるおい維持のために水分を吸収し、目の表面に涙が行き渡りづらくなり、乾燥しやすくなってしまいます。
涙の成分、量は生活習慣の乱れや目の酷使など多くの原因が重なって変化します。
1. 目の休憩を適度に挟む
2, まばたきの量を増やす
3. 目に乾いた空気を当てない
4. うるおいタイプの目薬を使う
5. 目が乾きづらいコンタクトレンズを選ぶ
以下詳しく見ていきます。
仕事でパソコンを長時間使用したり、スマホを見続けることがないようにこまめに休憩を挟みましょう。
また、モニターを目の位置より低く設置することで目の活動範囲が狭くなり、乾燥しづらくなります。
まばたきの回数が増えると目に涙が行き渡り、乾燥しづらくなります。
特にパソコンやスマホを見ているときにはまばたきの量が減ってしまいやすいので意識してまばたきをするようにしましょう。
冬の乾燥した空気やエアコンの風はとても乾燥しているため、目に触れるとすぐに乾いてしまいます。
加湿器を使ったりして湿度を保つことも良いでしょう。
目薬にうるおいタイプの商品を利用することでうるおいの持続時間が増し、乾燥から目を守ってくれます。
水分量が比較的少なめで水分が蒸発しづらく、涙を吸収しにくい含水率の低いコンタクトを選ぶとよいでしょう。
今までみてきた通り、目の水分を蒸発しにくくして、乾燥させないということがドライアイを守る方法でした。
その特徴を持つコンタクトレンズは先ほどからお伝えしている「低含水レンズ」と新素材である「シリコーンハイドロゲル」素材を使ったコンタクトです。
低含水コンタクトは一見、水分を含んでいないので乾きやすそうですが、実際は高含水コンタクトの方が乾きやすいのです。
高含水コンタクトは水分を多く含んでいるがゆえに水分の蒸発量が多く、コンタクトレンズのうるおいを保つために必要な涙が多くなるので結果として目が乾きやすくなります。
対して低含水コンタクトレンズは水分の蒸発が少量なため、コンタクトレンズの水分を維持するために必要な涙の量も少なくなり、乾きにくいコンタクトレンズということになります。
ただし、低含水コンタクトレンズは水分量が少量な分、酸素を通しづらいというデメリットがあります。
低含水コンタクトよりおすすめなのがシリコーンハイドロゲル素材を使用しているコンタクトレンズです。
シリコーンハイドロゲル素材は従来のHEMA素材では成しえなかった無理に含水率を上げることなく、快適な着け心地と酸素透過率の高さを実現しています。
シリコーンハイドロゲル素材のコンタクトは低含水率でも樽俎透過率が高く、乾きにくさと快適なつけ心地をの両方を期待することができます。
・ドライアイの原因は目に涙が行き渡らなくなること
・高含水率のコンタクトは、水分を蒸発しやすく、涙を吸収しやすい
・低含水率のコンタクトであれば、涙の水分を奪いにくい
・シリコーンハイドロゲル素材で低含水率と高含水率の両方のメリットを得られる
・ドライアイの方には1dayであればデイリーズトータルワン、2weekであればバイオフィニティがおすすめ