「コンタクトレンズを買いたいけど、眼科に行く時間がない・・・」そんな方は、処方箋(装用指示書)がなくても商品を購入できることが多い、通販ショップの利用を考えるかと思います。通販ショップの中には、処方箋の提出、もしくは「医療機関名」の記入を購入の必須条件としているところがあります。
そもそも、コンタクト店などでコンタクトレンズを購入する際に処方箋などが必要となるのは、いったいなぜなのでしょうか。それには、以下のような理由があります。
多くの場合、コンタクトユーザーの目の健康を守るために、コンタクト店などは処方箋の提出を必須としているのです。
しかしながら、現在の日本の法律では、 診察後に発行される処方箋がなくてもコンタクトを買うこと自体はできます。実際に、処方箋の確認なしで商品を販売してくれる通販ショップも多数あります。
とはいえ、処方箋がなければ、商品が原因でトラブルが起こった時、責任の全てを販売店が負うことになってしまいます。そのため、一部の通販ショップでは、商品を販売する際に、処方箋を確認しています。
眼科によっては、処方箋の持ち帰りを不可とし、その場で指定の商品を購入しなければならないという決まりを設けているところもあります。そのような場合、処方箋をショップに提出することができません。こうしたケースを考え、処方箋を提出する代わりに医療機関名の申告で商品を販売してくれるショップがあるのです。
申告する項目はショップによって異なります。 医療機関名のみを入力する場合もあれば、注文者名や注文者電話番号も併せて入力する場合もあります。名前や電話番号を入力しても、申告した医療機関に、販売ショップから連絡がいくことは基本的にありません。
医療機関名には、「●●眼科」「●●医院」「●●クリニック」のように、受診した病院やクリニックの名前を書くことが一般的です。略称でも問題ない場合もあれば、正式名称を記入しなければならない場合もあるなど、記載時のルールはショップによって異なります。事前に利用したいショップの記入のルールを確認しましょう。
受診したことがない眼科名を記入し、商品を購入するといったことも、ショップによっては可能な場合もあります。ただしその場合は、購入した商品が原因でトラブルが起こっても、責任を問えなくなってしまいます。きちんと受診した医療機関名を申告しましょう。