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Q&A ハードコンタクトレンズにも使い捨てのものがあるって本当？
コンタクトレンズには、やわらかく装用感に優れた「ソフトレンズ」と、視力矯正力に優れた「ハードレンズ」があります。昨今は特に、使い捨てタイプのソフトレンズがとても人気です。使い捨てタイプのソフトレンズは、汚れが蓄積する前に新しいレンズに取り換えるため、衛生面において優れています。また、使い捨てでないレンズに比べレンズ1枚当たりの価格が安いため、万が一なくしてしまった場合の負担も少なくて済むというメリットがあります。
しかしながら、ハードレンズにもまた「酸素が瞳に行きわたりやすい」「乱視の矯正力が高い」など、優れた点があります。こうしたことから、「使い捨てのソフトレンズは便利だと思うけど、やっぱりハードレンズがいい」という方も多くいらっしゃいますよね。
実は、使い捨てのハードコンタクトレンズがあるのです
使い捨てのコンタクトレンズといえば、ソフトタイプのレンズを思い浮かべる方がほとんどかと思います。しかし、実はハードレンズの中にも使い捨てのものがあるのです。
それが、2018年にメニコンから発売された「フォーシーズン」という製品です。フォーシーズンは、3ヶ月ごとに新しいレンズに交換する、今までにないハードレンズ。年に4回レンズを交換することから「四季に合わせて着替えるレンズ」という意味を込め、フォーシーズンと名付けられています。
フォーシーズンの特徴
目次
①瞳にしっかりと酸素が行きわたる
目は、酸素を取り込む「呼吸」をしています。瞳をすべて覆ってしまうソフトレンズに比べ、瞳よりも小さなサイズのハードレンズは、瞳の呼吸を妨げません。また素材の特性上、ハードレンズはソフトレンズより酸素をよく通します。こうしたハードレンズならではの特長を持ったフォーシーズンは、瞳が酸欠になりにくく、目の充血が起こりにくいレンズです。
②視力を矯正する能力に優れている
フォーシーズンを含むハードレンズは、ソフトレンズより高い視力矯正力を持っています。特に乱視がある方の場合、ソフトレンズよりハードレンズの方が、見え方が安定します。また、フォーシーズンはブレに強い非球面のレンズデザインを採用しています。それにより、まばたきをしても焦点がぶれにくく、快適な視界が得られます。
③レンズが薄く軽いので、瞳やまぶたへの負担が少ない
従来のハードレンズに比べ、フォーシーズンは、レンズ周辺部が薄くデザインされています。それによりまぶたの裏の粘膜を刺激せず、やさしいつけ心地となっています。また、レンズ周辺部が薄くなった分、レンズ自体の重さも軽くなり、瞳への負担も軽減されています。さらに、表面はプラズマ処理されているので、汚れやくもりに強く、クリアな視界が続きます。
フォーシーズンはどこで買えるの？
フォーシーズンは、メニコンの提供する定額制サービス「メルスプラン」会員限定の製品です。フォーシーズンを購入するためには、お近くのメルスプラン加盟施設でメルスプランに入会する必要があります。
→お近くのメルスプラン加盟施設はこちらから検索できます
メルスプランは、1度加入したら原則1年間は退会できません。入会の際は、サービス内容や料金などをよく確認しましょう。
ハードレンズのように目に優しい、使い捨てのソフトレンズはある？
フォーシーズンは、使い捨てレンズのメリットとハードレンズのメリットを併せ持つレンズです。しかしながら、購入するためにはメルスプランに加入しなければなりません。「目に優しいハードレンズが使い捨てであるのは嬉しいけど、メルスプランのサービス内容が自分には合わない・・・」という方も、中にはいらっしゃいますよね。
ハードレンズの大きな魅力と言えば、酸素をよく通し瞳を健やかに保てるということ。フォーシーズンは、酸素透過係数171という非常に酸素を通しやすいレンズです。ここでは、フォーシーズンのように特に酸素を通す性能が高く、目に優しい使い捨てのソフトレンズをご紹介します。
アルコン デイリーズ トータルワン
「生感覚」のみずみずしく軽やかな装用感
「まるで何もつけていないみたい」との声が聞かれるほどつけ心地が良い、ワンデータイプタイプのレンズ。レンズ中央部と目やまぶたに触れるレンズ表面部で含水率を変えているため、取り扱いやすい適度な硬さを持ちながら、摩擦が少なく潤い感たっぷりのつけ心地です。酸素透過率はDk/t=156と、ソフトレンズの中でもかなり上位の数値です。
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ワンデー アキュビュー オアシス
まぶたとの摩擦ゼロ！「疲れ目」知らずのつけ心地
裸眼と同等の摩擦係数のレンズ。まばたきにより、まぶたとレンズの間で生じる摩擦がほとんどないので、1日つけていても目の乾きや疲れを感じにくいです。Dk/L= 121という非常に高い酸素透過率を誇ります。
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ボシュロム アクアロックス
独自のテクノロジーで「レンズが目に触れない」レンズ
保水成分PVPがレンズの素材を包み込む「モイスチャーシール テクノロジー」採用のレンズ。レンズの素材が直接目に触れないので、異物感や乾燥などの不快感が少なく、クリアな視界が続きます。酸素透過率はDk/t値= 163とソフトレンズの中でもトップクラスです。
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目の健康のためには、正しいケアも大切です
ワンデー以外のコンタクトレンズは、ソフトタイプ、ハードタイプのいずれにせよ、洗浄や清潔なケースでの保存など、ケアが必要です。目の健康を守るためには、目に優しいレンズを選ぶことも大切ですが、正しいケアを行うことが何より重要です。
コンタクトレンズのケアに欠かせない、洗浄・保存液や保存ケースは、使い捨てのものも販売されています。ハードレンズにもソフトレンズにも使うことができる「サクラプチケア」は、コンビニやドラッグストアなどでも買うことができ、旅行などの際に便利ですよ。コンタクトレンズもケア用品も、使い捨てのものをうまく活用することが、手軽に目の健康を守る秘訣です。
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